空蝉

喪男の現実

人生における留年

今週のお題「卒業」

 高校や大学を卒業して実社会に出るときに「卒業したくない」と思ったことはありませんか。我々喪男の心境も、まったく同じです。

 喪男に死ぬまで卒業はありません。周りが恋愛→結婚→出産・・・と様々な卒業と進学を繰り返している間、こちらはいつまでも同じところを回っています。人生における留年みたいなものです。人生において退学はお勧めできませんが、留年は何留してもかまいません。

 周りがうらやましいか、と聞かれたら答えに窮しますが、「卒業」したいか、と聞かれれば答えはもちろん否です。なぜなら「卒業したくない」と思うのは卒業できないからだけではなく、その後にろくでもないことが待ち受けていると知るからです。