空蝉

喪男の現実

保育園「関係ない」日本死ぬ?

 正直、まったく分かりません。否、待機児童の問題が社会問題化していてそれが少子高齢化の一因でもある・・・というような議論があるのはさすがに承知しています。

 もうずーっと前から。

 要領の悪い喪男でもずっと前から知っていて都会ならば子供を産めばほぼ100%直面する問題に、世のリア充たちはいったい何をしてきたというのでしょうか。喪男だからこの問題を軽視している、というわけではありません。むしろ子供を産む予定があるのならその時点から声を挙げ続けなければならない重要な問題なのではないですか。

 喪男論議が盛んだった頃、「子孫を残さずに社会に貢献していない」という批判がありました。今でもあると思います。そして喪男がきちんと働いて納税もしているのに、ろくに働かない兄(弟)がとりあえず結婚して子供を作り親はそちらを評価している、という話もよく聞きました。

 これではむしろ我々が子供を作らないほうが「正解」ですよね。あのころと比べて必要以上の社会保障に対する風当たりも強くなっています。我々が納めた税金を保育園や少子化対策に使うな、と狭量なことは言いません。ただ現状が我々喪男のせいではないのは間違いないのですから、文句は「下」ではなく「上」に言ってください。