空蝉

喪男の現実

小さな声

 喪男とはちょっと違う話かもしれませんが。

 学生時代、自分は何も悪いことをしていないのに誤解されて叱責を受けたという経験はありませんか。私ですか?もちろんあります。面白いもので自分もそうですが大体はクラスで傍流にいる奴がそういう目に遭い、主流派がそうなることはまれです。

 教師の多忙さは理由になりません。主流派みんながみんな李下に冠を正さず、な生活をしているわけでもないでしょう。しかし彼らの行いはスルーされるか悪事を過少に判定されるのです。

 本音で言えば教師だって人間、かわいい奴とそうでない奴がいる、お前らの要領が悪いんだ・・・その通りなんでしょう。それはある面で「正解」です。クラスの40人完璧に面倒を見ることなんて不可能でしょう。けれど、ならば言いたい。そこからこぼれた奴が、過度に自虐的で、臆病で、厭世的になるのは当然ではないですか。我々はそういう「教育の現実」の成果です。