空蝉

喪男の現実

朋あり遠方より来る

  飛行機の距離から友人がやってきました。趣味趣向が合うのはもちろんですが、他の友人と大きく異なるのは喪男について確固たる信念を持っていることです。
  それぞれ鯛男だった二人が別々に失恋し、いろいろ議論をする中で気がついたことがあります。

周囲は「恋は素晴らしい」と道徳は説くが、「恋とは何か」と言う哲学を聞いたことがない。

  いろいろ言われましたが、所詮は自分の主観に基づく恋愛賛美に過ぎません。一貫した哲学を感じません。恋愛は人それぞれだろう?ならば人によっては必要ないと考える奴がいて何か不都合があるのでしょうか。
 自分が必要だとしても、世の中にはそれを必要としない人がいるかもしれない、という発想がまったくない人がいます。そういう人に限ってこちらの意見を「偏っている」と非難するのですから面白いものです。