空蝉

喪男の現実

ねえ、何して遊ぶ?

 抽象的な話が続きました。もう少し喪男の現実に即した話をしていきます。おそらく想像がついていると思いますが、私はいい歳をしたおっさんです。安月給ながら生活に困るとまではいかず、休みはそれなりに取れる、というところでしょうか。

 友達のあまりいない喪男がそれなりの金と時間を持つ場合やることは大体同じです。そう、趣味に走ります。高校生のころから風俗店(ゲームセンター)に通い、大学生になればそれに加えて乗り鉄趣味全開、家に帰れば「暗い」歌をひたすら聴くという日々でした。

 それからかなりの月日が流れ、ゲームセンターでやりたいことがなくなってしまいました。私個人の感想というだけでなく、業界全体の斜陽化も問題になっているようですが。「暗い」歌はいまだに聴いていますが、私の大好きな歌手は当然私よりもっと年上です。昔からのお気に入りの歌をひたすら繰り返し聞くということになり、これから新しい歌はあまり望めそうにありません。

 最大の心の支え、「国内の鉄道完全乗車(※)」も今までのペースが落ちなければ今年中に達成してしまいそうです。もちろん達成後も鉄道には乗るでしょうし、新線開業もあるのですが、今までほどの情熱を傾けるのは難しいと思います。

 やることがなくなってしまいそうです。あとどれくらい生きなきゃなりませんか?

 

※ 人によっていろんな定義があり、何をもって完全乗車とするかいろんな見解があるのですが、鉄道話メインではないのでここでは割愛します。