空蝉

喪男の現実

自分の価値は他人が決める

 新社会人になる喪男の皆さん。「自分の価値は他人が決める」という言葉をご存知でしょうか・・・ってビジネスブログみたいな冒頭になりましたが、サラリーマン社会においてこの言葉は事実です。

 つまり喪男は最初からハンデを背負って競争をするようなものです。周りにイケメンがいたり若い女性が多ければ尚更です。「学生と社会人は違う。仕事なのだから外見は関係ない」とおっしゃいますか?なぜか女によく言われるんです。それでいて美人の女がほかの同僚女にいじめられているのですから笑い話にもなりません。

 女は外見が良すぎてマイナスになることもありますが、男はまずありません。ここまでは納得してもらえるでしょう。ならば外見の悪い男は最低でも相対的にマイナスになるに決まっているのに、これをストレートに言うとなぜか反発されるのです。

 もちろんハンデを背負うだけであって、一着になれないというわけではありません。ただハンデが大きければ大きいほど、真面目にレースに挑むのが馬鹿らしくなるのは当然でしょう。

 念のために言っておきますが、「俺はこんなに頑張っているのに上が評価してくれない」というサラリーマン漫画のテンプレのような主張をしているわけではありません。むしろそれ以前の、仕事でも社内行事でもみんなイケメンの応援をする(スポーツだとそれが露骨に出ます。こっちが上手くても)状態で決められた「自分の価値」なんてくそくらえだ、と言っているだけです。