空蝉

喪男の現実

努力って何だね(菅原文太風)

 さすがに世の不細工すべてがどうやってもモテない、とまではいいません。 

 まず不細工でも、高収入や安定した職業ならモテる確率は上がるでしょう。学生なら、全国レベルのスポーツ選手でもそうかもしれません。「じゃあそうなるように努力すればいいじゃないか」-もちろんそれができる人ならば私でもそうするように勧めます。ただ多くの一般人にそこまでの努力を求められても困ります。

 話が少しそれますが、「女はお金についてきます」という堀江貴文氏の主張は、私のような者には反論しづらい指摘です。本人が(親の七光りなどではなく)自分で稼いだ不細工であり、そして「ついてきます」としか言っていないからです。そこに愛があるのかどうかなんて最初から無視、女がそばにいればいい。こういう人に愛だの恋だのと主張してもむなしいだけです。

 話を戻します。努力が・・・という多くの人は、堀江氏のような主張には賛同しません。そりゃそうですよね。「不細工がモテたければ金を稼げ」これも実は努力の勧めではあるのですが、恋愛に重きを置く、そして置きすぎる皆様にはお気に召さないことでしょう。

 かくして、努力の内容は実にくだらないものになります。「髪形を変えろ」「センスのある服装を」「女性が喜ぶような会話を」「趣味の話はするな(私は鉄ヲタ)」・・・一切合切無視しましたけど、私がこれらすべてを100%忠実に実行したところで、最初から人並み以上のセンスとコミュ能力を持つフツメンorイケメンがかっさらっていくに決まってるじゃないですか。